ベーシストワイ、ジャズを学ぶ

セッションに行ってみたいベーシストが、ジャズを1から学びます

【4】This One's For Blanton (デューク・エリントン&レイ・ブラウン)

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 あやうく三日坊主で終わるところでした。

昨日は1日中いろいろ活動していたので、文章を書く時間がとれませんでした…

ただ合間合間にいくつかアルバム聴いたので、今日もひとつ、ここに記しておこうとおもいます。

ちなみに先程、すべて書き終えたもの間違えて全部消してしまいました。けっこう心にきますねこれ……

 

前回、オスカー・ピーターソンのトリオでベースを弾いていたレイ・ブラウンが気になって、「レイ・ブラウン おすすめ」とGoogle先生で検索。出てきた中でわりと評価が高かったのでこのアルバムを聴くことにしました。

 

 

ピアノとベースのデュオ。

普段ドラム、ギター、ベースの編成でバンドをやっている僕にはとても新鮮でしたが、ジャズではありがちな編成みたいです。お互いがお互いを引き立てる演奏、聴いていてとても気持ちいいです。

 

 

ピアノを弾いているのはデューク・エリントンという人で、またまた名前くらいは聞いたことありました。調べてみるとザ巨匠といった感じで、僕でも知ってるジャズのスタンダード・ナンバー「A列車でいこう」を弾いて最初に世に送り出したのがこのデューク・エリントンです。(作曲は別の方で、その人との共作みたいな感じらしいですよ)

 

ちなみに、日本で新潟地震があった際に、その時決まっていた自身の次のライブをキャンセルして、新潟でチャリティライブを行ったそうです。

 

音楽的にもすごい人で、作曲方法は自己流で学んでいわゆる「感覚>理論」タイプだったみたいです。自分が聴いてて気持ちいいかそうでないかで判断していたみたいで、それでもジャズの世界を上り詰めていったわけですから、相当なセンスの持ち主だったんだとおもいます。

「はじめてコンディミ(スケールの一種)を意識的に使った人物」とも言われてるそうですよ。

 

組曲が好きでいろんな組曲を作ってて、それもまた最高です。このアルバムの最後も組曲形式の曲が入ってます。

 

 

ベースのレイ・ブラウン、実は共演者によって演奏スタイルが全然違うらしく、自分より格下とみた演者と演奏する際はかなりでしゃばって自分の技巧をみせつけるようなバキバキなベースプレイをしがちらしく、わりとバンドのバランスを崩壊させてしまっていることもあるそうです。

ところが前回のオスカー・ピーターソン、今回のデューク・エリントンのような巨匠、自分よりも格上の相手との演奏となると、とってもベースらしい落ちつきがあり、それでいて魅せるところでは魅せる半端ないプレイをするみたいです。

今回のこのデュオのアルバムも、デューク・エリントンのピアノはもちろん、そんな彼の本がのベースも堪能出来る、まさに「名盤」なんですね。

 

 

調べれば調べるほど二人が最強なのが分かるのですが、実際に聴いてみてもその最強っぷりが

一発でわかるんです。

まず、序盤でも言ったんですが、お互いを引き立てる演奏がすごいです。

演奏しているのが二人なので、片方がソロのようなのを弾くときには、もう片方がバッキングに徹するわけですが、その際の「引きつつも、しっかりもう1人に応えていくバッキング」がほんとにあついんです。

うまく説明出来ないけど、聴けばわかります。

 

また、二人が短い間でソロをかけあいする、みたいなパートもあって楽しいです。

そのときも自由に弾きまくって圧倒するソロバトル!みたいな感じじゃないんです。

曲全体の流れとか、相手が弾いたソロとか、そういう「空気感」を大事にしつつ魅せる、なんというかちゃんと会話してる感じがあるんですよ、ソロのキャッチボールです。気持ちよくてニヤニヤしちゃいます。

今回もニヤニヤがとまりませんでした。

 

 

さて、1度消してしまった記事でしが、なんとか似たような感じで書き直せました。

毎度、書きながらもそのアルバムを聴いてるので、書いてる途中で新しく発見したり感じたりすることもあるんです。

なので、まあある意味書き直せてラッキーです。そういうことにしておきましょう。ジャズは編成がたくさんあって、それも聴く楽しさのひとつですね。次は何を聴こうかな〜

 

 

それでは。