【練習①】スケール・ディグリー。鳴ってる音への意識
練習は1日ひとつ、みたいなペースでこなせるものでもないので、毎日更新!みたいなことはできませんが、時折こうやってやっている練習をメモがてら記していきます。
いつか見返した時に「こんなのもできてなかったんだな〜笑」みたいに思える日が来るといいです。
僕はベースを初めてもう5.6年経ちますし、曲を作ったりもしていたので、ある程度の音楽理論の話などは分かるのですが、それを例えばベースの指板上ですぐに活かせるかというと、うーんといった感じです。
たとえば「Aを弾いて」だとか「〜〜の進行で適当に弾いて」だとか、そういうことはできるっちゃできるのですが、手癖に頼ってしまうというか、「この手癖はメジャー7thのコードで使える」そういう風にフレーズ単位でしかベースが弾けないので、難しい進行になったりすると、自分が今なんの音を弾いてるのか、どこを弾けばいいのか分からなくなってしまいます。
原因はわかっています。弾くべき音は理解できるし、分かっているのですが、それが指板上のどこにあるのかパッと見で分からないし、手も動かないのです。
典型的な頭でっかちですね……
そのせいで、あらかじめ組み立てておいたものしか弾けないんです…
なので、さっそく新しく買ったジャズの教則本の序盤にのってた「まさに!」みたいな練習をしてます。
簡単に説明すると、フレーズを弾く際に1音1音なってる音の情報を口に出して言って弾きます。本からそのまま引用します
『…Cメジャー・スケールのC音とD音の間は全音(ホールステップ)、E音とF音は半音(ハーフステップ)など、インターヴァル(音程)を確認しながら練習しましょう。その時、スケールディグリーを、1,2,3(楽譜の1番上に書いてある数字でトニックの音から順番に付けられている番号、C=1,D=2・・・)と声に出しながら弾くとよいでしょう。』
そうこの教則本、載っているベースラインの楽譜の音符の上にこの「スケール・ディグリー」が全部記されてるんです、こんなかんじに。
とってもわかりやすいです。
また、このディグリーの意識は「コード上で音を鳴らす」という上でとても重要なことだとおもいます。
たとえば同じドの音でも、スケールディグリーではC7のときは「1」(ルート音ですね)、F7のときは「5」(ファ、ソ、ラ、シ♭、ド、で5番目です)、になるわけです。
同じ「ド」でも、なんのコード上で鳴ってるかによって働きが全然違うんですよね。
もちろん頭では分かっていたのですが、指板を見ながら、また弾きながらそれをひとつひとつ丁寧に意識しながらやるということは、あまりしたことがなかったので、なかなかパッと「その音がスケール上での何番目の音か?」って出てこないものです。
これ、どんなときでもスラスラ言いながら弾けるようになってくると、また指板の見え方がだいぶ変わってくると思います。まだ分かりませんが。
とりあえず最近は、様々なフレーズをゆっくり弾きながらスケールディグリーを意識するのを心がけています。
アドリブ演奏への第1歩といった感じの練習でとにかく地味です。ただ、どう考えても絶対役に立ちそうなので、なんだかワクワクしながら今日もブツブツ数字をつぶやいてベース弾いてます。
いつか役に立ちますように。