ベーシストワイ、ジャズを学ぶ

セッションに行ってみたいベーシストが、ジャズを1から学びます

【3】We Get Requests (オスカー・ピーターソン・トリオ)

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ジャズをよく知っている人からしたらニヤニヤしてしまうくらい王道を突き進んでるかもしれませんが、変にイキって色々手を出すよりもまえに、まずは一般的に「良い」とされてるものを今日もガンガンきいていきますよ、まだまだ初心者脱却への道のりは長いです。

 

 

今日聴いたのは、ネットで「ジャズ 初心者 オススメ」で検索して色々見てみて「とっかかりやすい、聴きやすい」といろんなサイトでおすすめされてた、こちらのCD。

まずジャケットがめちゃめちゃ陽気です、みんなニコニコしてますね。

 

と思ったらサウンドもめちゃめちゃニコニコしてました。1曲目1発目からものすごく気持ちのいいピアノのグリッサンドから始まって、びっくひして思わず開始2秒くらいで巻き戻してその部分だけ聴き直しちゃいました。

全体的に、もりもりしたベースの音とコロコロしたピアノの対比、そのうしろのわりかし自由なドラム、みたいな構図がすごく気持ちよかったです。

とにかく気持ちいいの連続でした。

 

 

とにかくこのオスカーピーターソンのピアノはとっても陽気で、ちっちゃい生き物が鍵盤コロコロしてる感じです。調べたら(wik……)やはり、超絶技巧派として有名なんですね。

88鍵をフルで使ってすごいアドリブを弾きまくったので「鍵盤の皇帝」って呼ばれてるみたいです、相当です。

脳梗塞で左手が不自由になってもピアノを弾いたらしいです。さすが皇帝。

 

ベースを弾いているのは「レイ・ブラウン」、名前だけはどこかで聴いたことはあります。

オスカーピーターソンに劣らず陽気なベースで聴いてて楽しいです。ソロがとってもグルーヴィー(ジャズでもグルーヴィーって使うんでしょうか…?)で、音源なのにおもわず拍手しそうになります。

 

 

このCDは、スタンダードが沢山入ってるということでも有名らしいのですが、僕が収録曲の中で一番好きになった曲は「You look good to me」です。

 

弓弾きのベースの響きからか、クラシックのような荘厳かつ、やっぱりコロコロしたピアノでどことなくかわいいイントロから始まって、軽快なドラムインで「あ、陽気なジャズ!」ってなるんですよ。この瞬間、この曲の好きな部分のひとつです。

 

そして、メンバーの息遣い?声?みたいなのも聴こえてくるので聴いててすごい楽しいです、その場にいるような感覚に浸れます。

曲の終わりがスっとやってきてすごく寂しくなっちゃうのもまたいいです、なんかいいんですよ。ジャズを表現できる語彙がもっと欲しいですね……

 

あとこの曲、終始ピアノの音が揺れてる?っていうんですかねふるふるしてる気がするんです。これは弾き方の問題なんでしょうか?録音環境?それともピアノ自体の音なのか、分からないんですけど、すごく好きな音です。

理由を知ってる方、いらっしゃったら教えて欲しい…(うまく調べられなかった)

 

 

全体的に陽気陽気いってるんですけど、もちろんものすごくムーディな曲や部分もたくさんあって、弾き分けといいますか、メリハリがすごいんです。

とにかくとってもいいCDです、早めに聴けてよかった〜

 

 

そんなわけで今日もインターネットを頼りに「王道」を聴いてみたわけなんですが、僕みたいなド素人でも感動しちゃうくらいなので、やっぱり本質的に「良い」音源なんだなって思います。学べることもたくさんありますしね。

なので僕はまだまだ「王道」を聴いて、ジャズをもっともっと掘り下げていきますよ〜、よろしくお願いします!

 

 

それでは。