【2】Kind of Blue (マイルス・デイヴィス)
休みの日の朝にゆっくりジャズを聴くのはなんだか洒落てて良いですね。
なんかいろいろ迷ったんですけど、いや、まずはこれですよね。二枚目はマイルス・デイヴィスです。これはさすがに知ってます。
ちゃんと聴いたことはありませんでしたが、昔高校の軽音楽部の部室から借りパ……お借りしたものを返すのを忘れてずっと持ち続けちゃっていたみたいで、CDが部屋にあったのでそれを早速聴いてみました。
昔聴いた時は「なんだこれ、ずっと後ろで変な和音なってるし、歌もないし、展開も無いし眠いなあ〜笑」といった感じだったんですが、ポストロックでインストや、ぬるぬるしたコード感、切ない音色にのめり込んでいった現在の僕にはこのアルバムはかなり刺さりましたね…
まず、トランペットの細長い感じの音色が好きです、調べてみたのですがミュートがかかってるんですかね?(違ったらごめんなさい)
旋律に関しても、静かな底のほうからぐっとくる部分や、逆にすっと消えていくタイミングとか終始切なくて聴き込んじゃいました。これももっと勉強してからまた聴きたいですね。
わっと盛り上がるような部分は特にないのですが、それもそのはず。今回も色々調べてみましたよ〜(Wikipedia……)
ジャズの歴史なども含め、いろいろ調べたのですが、このアルバムについてざっくり言うとこの「行き詰まったジャズにまったく新しい風を吹き込んだ」ものらしいです。それは「モードジャズ」と呼ばれるらしく、これはコードや和声のさまざまな決まり事よりも、それに縛られない自由な旋律を重視したジャズ、らしいです(なんかざっくりすぎる…違ったらごめんなさい)。
モードジャズでどの楽器も使える音は格段に増えたそうで、アドリブの幅は広がったそうです。欠点が、先程少し触れたのですが「コード進行やメロディによる盛り上がりに少し欠ける」といったところのようです。
さて、マイルス・デイヴィス自身についてもいろいろ調べました。こういう音楽的偉人たちを調べると毎度驚かされます。
「楽器始めてすぐおっきなアクション起こしすぎだろ!」
マイルスに関しては、母が音楽の教師であったり、彼の住んでいたセントルイスでジャズが盛んであったことももちろん要因のひとつではあるとおもうのですが、なんといいますか、音楽にのめり込んでいくタイミングが早いですよね。
13歳でトランペットを買ってもらって15歳ではもうクラブに出演してたみたいです、ひえ〜
この人はほんとに新しいもの好きだな、と思いました。当時の若手とバンバン一緒に演奏したり、別ジャンルのアーティストと共演したり、自身の音楽性もコロコロ変わってるみたいですね(本人はジャズ奏者と呼ばれるのを嫌ったそうな……)。最期は肺炎で亡くなってしまったそうな、てことは後期はトランペット吹くのも辛かったのかな、なんだか悲しいな、とかいろいろ妄想してました。色々調べるとそのアーティストに対しての思い入れがぐっと強くなっちゃいます。
そんなこんなで二枚目はマイルス・デイヴィスでした。三日坊主にならないよう、飛ばしすぎない程度に、これからもいろんなCDをちょっとずつ聴いていきたいと思います。
いまのところはとても楽しいです、いろいろ調べちゃうので勉強にもなりますしね。
それでは。